外壁塗装業者 選び方 注意点
外壁塗装業は悪質業者が多い業界です。
一度に100万円といった費用が発生しますから、ぜひ成功させたいですよね。
後からトラブルになるのは絶対に避けたいもの。
外壁塗装で悪徳業者が使うセールストーク、避けるべき見積書、優良塗装業者の特徴などをみていきましょう。
外壁塗装業界は悪徳業者が多く、トラブルが多い
外壁塗装業界は残念ながら悪質な業者が多く、トラブルが多いのです。
公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターが毎年まとめている住宅相談統計年報によれば、住宅リフォームに関する相談も増加傾向にあり、中でも外壁に関するトラブルが多くなっています。
リフォームに関する相談件数
住宅相談統計年報2019より該当箇所を参考にしてみたいと思います。
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住宅リフォームに関する相談件数
- 2009年 3,253件
- 2010年 5,094件
- 2011年 6,748件
- 2012年 7,318件
- 2013年 9,013件
- 2014年 9,035件
- 2015年 9,852件
- 2016年 10,404件
- 2017年 10,138件
- 2018年 11,744件
と2016年に1万件を超えてから、まだ相談件数が増えています。
参考URL:住宅相談統計年報2019
(PDFファイルが開きます)
不具合事象と主な不具合部位
住宅相談統計年報の資料を読み進めていくと、不具合事象と主な不具合部位として多いのは、
- 剥がれ
- ひび割れ
- 性能不足
- 雨漏り
- 汚れ
などとなっています。
訪問販売のトラブルが多く、注意が必要
電話相談におけるトラブルに関するリフォーム相談のうち、訪問販売に関する相談(以下「訪問販売相談」という。)の件数が約1割で推移している
こうした相談出来る機関があることを知らない方も多いと思われますので、実際にはさらに多くの訪問販売のトラブルがあると考えられます。
泣き寝入りされている方も多いのではないでしょうか。
外壁は劣化症状が誰にでも目に見えることから、訪問販売を受けやすいものの一つです。
もし外壁塗装の訪問販売を受けたとしても、すぐに契約したり、考える素振りなどは見せないようにした方が良いです。
「30年持つ外壁塗料で将来も安心です!」
「今だけ大幅値引きが出来ます!」
「モニター価格で格安で外壁塗装させて頂きます!」
などは特に注意したい言葉です。
外壁塗装はトラブルが多い工事
例えば、通常の住宅リフォームの場合。
キチンであったりトイレ、浴室などをリフォームする場合には目に見える商品を取り替えるリフォーム内容のため、見積もり金額、実際の費用が取り付け業者によって大幅に変わるといったことはありません。
しかし、外壁塗装は塗装業者によって費用が変わる工事です。
そのためしっかりとした業者選び、優良塗装業者の選び方に気をつける必要があります。
外壁塗装業者 選び方 注意点
外壁塗装業者を選ぶ際の注意点です。
次に当てはまるような外壁塗装は、あまり質の良くない塗装業者である可能性が高いですから注意が必要です。
安易に契約したりしないようにされた方が良いでしょう。
大幅値引き!格安なモニター価格で外壁塗装します!というセールストーク
「今日中に契約してくれたら大幅に値引きが可能です」
「この地域は今一生懸命開拓しているところなので、モニター価格で格安で外壁塗装させて頂きます!」
といったような外壁塗装の費用に関して、格安、激安、今だけといった言葉を多用する訪問販売はトラブルの予感しかありません。
それでいて費用相場よりもまだ高額な可能性もありますし、契約時には格安な金額にしておいて、後から追加費用の請求が発生するといった可能性も考えられます。
塗装業者の社歴、有資格者数
外壁塗装業者といっても様々です。
創業してから100年といった社歴の長い塗装業者は、まず悪質な業者である可能性は非常に低いです。
長く商売を続ける上では、口コミ・評判がとても大切になります。
それはどの業界も一緒ではないでしょうか。
塗装業は実は誰でも開業出来るために、創業して間も無い塗装業者も多いのです。
独立したばかりの塗装業者も多いですし、悪質な営業を繰り返すために新たに会社を立ち上げ続けているといった業者も中にはあるかもしれません。
出来れば創業してから10年、20年といった長い社歴があり、社長をはじめとして塗装技能士の資格を持っている塗装業者であれば安心して依頼しても大丈夫でしょう。
外壁塗装業者の選び方のポイントとして、
- 社歴の長さ
- 塗装技能士の資格保有者数
はぜひチェックしたいポイントです。
塗装業者のホームページに施工実績が豊富に掲載されている
塗装業者も情報発信に積極的なところが増えてきました。
ネット塗装業者を最初に調べる方も多いでしょう。
塗装会社の口コミ・評判を調べる方も多いと思います。
自社ホームページを持っている塗装業者は、施工実績を載せていることが多いのですが、事例が豊富だと安心感があります。
もしかすると、施工実績の中にあなたのお家に近い住宅の施工もあるかもしれませんね。
外壁塗装は経験が重要ですから、実績が豊富かどうかは塗装業者選びのポイントになります。
見積もりが詳細に書かれていない(一式が多い)
見積書に「塗装一式、30万円」といったように詳細が書かれていない場合には要注意の塗装業者といえます。
具体的にどこをどう補修したり塗るのかといった工事内容が分からないため、作業内容でトラブルになりやすいです。
また手抜き工事につながる可能性があります。
優良塗装業者は見積書も詳細です。
お客は塗装の知識が無い、ということを前提にしているため少しでも安心してもらうために詳しく説明をしてくれます。
また見積書も同様に、詳細に工事内容、単価、費用を記載しています。
使用する塗料に関しても、どの部分にはこの塗料メーカーの商品をこれくらいで費用は幾ら、といった記載をしていることが多いです。
人気の塗料は、シリコン塗料ですが塗料に関しても、見積書にメーカー名、商品名もあるかどうかなどチェックしたいポイントです。
外壁塗装に関しての知識が無いと、どういった工事内容が分からないために一式と見積書に書かれていても何も思わない可能性があります。
外壁塗装でどういった工事が行われるのか、単価、費用相場など詳しくなる必要はありませんが、大体の金額などは抑えておかれると良いでしょう。
保証、アフターフォローが充実しているかどうか
外壁塗装は作業完了後、1年以内にトラブルになることが多いです。
冒頭でもご紹介しましたが、「住宅相談統計年報」で報告されているトラブルのうち1年以内、2年以内の発生が多いのです。
塗料の耐用年数はウレタン塗料でも7年程度、シリコン塗料であれば10年程度となりますから1年で塗膜剥がれ、ひび割れ、といったことは施工ミスが原因である可能性が高いです。
塗膜剥がれなどが生じた際、しっかり対応してもらえる保証があるかどうか。
定期点検の頻度、期間などのアフターフォローはどうか、といった点も契約前にしっかり注意したいポイントとなります。
目的別に塗装業者を選ぶことも大切
塗装業者、というと外壁も屋根もどこでもやってもらえそうな気がしますが、塗装業者によっては得意な仕事が異なります。
- 外壁塗装が得意
- 屋根塗装が得意
- 外壁塗装も屋根塗装も得意
- リフォームはしない
- リフォームもできる
といったように分かれてきます。
外壁塗装をお考えになる場合、屋根塗装も一緒にやった方が足場代にムダがないことから同時に塗り替え、というご家庭も多いと思います。
であれば、外壁塗装も屋根塗装も得意な業者を選ぶ必要があります。
外壁塗装、屋根塗装が別の業者になると費用が高くなります。
塗り替えを希望している部位によって、得意とする塗装業者をしっかり選ぶ事も重要です。
外壁塗装業者の探し方
外壁塗装業者の探し方として、
・自分で探す
・知り合いに紹介してもらう
・外壁塗装業者の一括見積もりサイトを利用する
(電話帳で塗装業者を調べる、といった方は今はいないでしょう・・・)
といった方法がありますが、おすすめは、
「外壁塗装業者の一括見積もりサイトを利用する」
方法です。
外壁塗装業者の登録にあたり、一定の審査をしている運営会社が多いため安心して利用しやすいことが特徴です。
社歴の長さ、有資格者数、定期的に利用者からの口コミ・評判をチェックしている一括見積もりサイトもあります。
相見積もりがしやすいので、自分で塗装業者を探す手間も省けます。
一括見積もりサイトもたくさんありますが、当サイトでオススメしている外壁塗装業者の一括見積もりサイトは、
⇒ 外壁塗装・屋根塗装 地元の優良業者を探せるサイト【ヌリカエ】
という一括見積もりサイトです。
中立な立場のアドバイザーを挟みますので最初から業者と直接やり取りすることはありません。
外壁の状況、希望を相談しながら進めていくことが出来ます。
全国対応です。
サポートの手厚さなどから利用者が急激に伸びている外壁塗装一括見積もりサービスとなります。
ぜひこうしたサービスを利用されて、外壁塗装業者を選んでみてはと思います。