変成シリコンとは
外壁塗装について調べていて、変成シリコンとは何?と思われた方もいらっしゃると思います。
シーリング材(コーキング材)として優れたバランスを持つのが変成シリコンです。
迷ったら変成シリコン、とも言われるほど。
住宅の外壁材、特に最近は窯業系サイディングの住宅が多いですが、目地にシーリング材が多く使用されています。
外壁塗装について、相見積もりをする前に様々な知識を身に付けることはメリットがあります。
外壁、サイディングの目地によく使用される変成シリコンとは何か、特徴などについて掲載しています。
外壁塗装でのシーリング材(コーキング材)とは
シーリング材は外壁塗装に欠かすことが出来ません。
外壁塗装をする際には相見積もりを取ることをおすすめしますが、その際、各業者からの見積書の比較でシーリング工事(コーキング工事)についてもしっかり確認されることが必要です。
外壁塗装の場合では、
- サイディング同士の隙間(目地)
- ガラスサッシ、窓枠
- パイプ、配管回り
でシーリング工事が行われます。
こうした部分の隙間を埋めないと、内部に水などが侵入して住宅の構造を腐食させてしまう可能性もあります。
住宅の耐久性落ちることに繋がりかねませんから、シーリングも一定期間が経てばメンテナンスが必要になります。
シーリング材には、変成シリコン、普通のシリコンとに分けることが出来ます。
変成シリコン
変成シリコンとは。普通のシリコンとの違い
変成シリコン(変成シリコーン)とシリコン(シリコーン)の最大の違いですが、変成シリコンには塗料がのるという点です。
そのため、外壁塗装では変成シリコンが使用されることが多いです。
普通のシリコン(シリコーン)
シリコンは耐候性、耐水性、耐熱性に強く、ホームセンターなどでも比較的、安価に購入することが出来ます。
シリコンは塗料を上から塗ることができません。
また目地周辺が汚れるといった特徴があります。
キッチン、浴室、トイレ等、内装の水回りなどに使用されることが多いです。
変成シリコンとは(変成シリコーン)
変成シリコンは使用用途が幅広く、塗料を被せることも出来ます。
また、周囲への汚染がなく(ノンブリード)、目地周辺の汚れに強いという特徴もあります。
ただし、塗料によっては若干はじき、べたつきが発生するものもあります。
(変成シリコンも様々な種類があります)
使い勝手が良くメリットの多い変成シリコンですが、普通のシリコンに比べて価格が若干高いこと、プライマーが必要なことはデメリットでしょうか。
耐久性は10年~15年程度。
変成シリコンの主な使用場所としては、
- 一般建築物の内外装の目地やサッシ廻り等
- コンクリート・モルタルの目地及びクラック(ひび割れ)・タイル目地な
- 各種屋根材・各種金属性目地・接合部のシーリングなど
ど
シーリング工事の方法
シーリングも耐用年数があります。
大体10年がシーリングの耐用年数となり、住宅の立地環境などによって劣化の仕方も変わってきます。
打ち替え時期のサイン
もちろん10年以上持つこともありますが、以下の劣化症状が出てきたら打ち替えのサインとなります。
- ひび割れ
- 剥がれ
- 切れ
新築してから10年、外壁塗装をして10年前後といった時期になりましたら、定期的にシーリングの状況を点検されると良いでしょう。
シーリング工事は「打ち替え」「打ち増し」の2種類
シーリング工事の方法は2種類あります。
打ち替え
劣化したシーリングを全て撤去し、新しいシーリングを充填し直す
打ち増し
劣化したシーリングの上から、新しいシーリングを打ち増す
打ち増しは安価に施工出来ますが、耐久性は弱く短期間のうちに再び、ひび割れなどが起きることもあります。
あくまで繋ぎという考えで施工するなら良いのですが、悪質な業者の場合には打ち替えの見積り金額で出しておきながら、打ち替えでをするケースもあるということです。
基本的には、シーリングが劣化してきたら、信頼出来る業者に打ち替え依頼をするのが良いでしょう。
シーリング工事も手抜き工事かどうか、すぐに分らないためにトラブルが起きやすいといえます。
できるだけ、複数の業者か相見積もりを取り比較されることをおすすめします。
シーリング打ち替えは外壁塗装と同じタイミングが多い
シーリングの耐用年数は10年前後となります。
外壁塗装も、大体10年頃で検討する時期となりますので、同タイミングで工事を行うことが多いです。
外壁塗装をする場合シーリング工事も必要になりますので、この時期に合わせるために繋ぎで打ち増しをする、といったことはあるかもしれないですね。
外壁塗装業者の中には、シーリング職人もいる業者もあります。
で完全自社施工の業者を探すことが出来ますよ。