セラミック断熱塗料
セラミック断熱塗料といえば、ガイナ(GAINA)です。
ガイナ(断熱セラミック塗材)は平成29年度省エネ大賞を受賞しています。
注目されている方も多いのではないでしょうか。
次の外壁塗装、屋根塗装にはガイナを使ってみたい。
でも、セラミック断熱塗料(ガイナ)ってどんな特徴があるの?単価はどうなの?
熱を遮断する断熱塗料はその特性から、高温多湿の地域でも効果を発揮しますし、夏は暑く冬は寒いという寒暖差のある地域の住宅にもオススメといえます。
この記事では、セラミック断熱塗料、ガイナについて情報をまとめています。
今後の外壁・屋根塗装の参考になりましたら幸いです。
セラミック断熱塗料、ガイナ(GAINA)
セラミック断熱塗料、ガイナはJAXAのロケット技術を応用された最新の断熱塗料となります。
宇宙空間の超低温、超高温の厳しい環境に耐えられる特殊なセラミック素材を、住宅用に使えるように応用開発されたものがガイナ(GAINA)です。
ガイナには多くの機能がありますが、その特徴を簡単に表すと、
「夏は涼しく、冬は暖かい」
ということになります。
その他に、
- 防音性
- 耐火性
- 空気室改善
- 防露性
- 耐久性
などの多くの機能を持ちます。
ガイナの主成分は特殊セラミックビーズです。
この特殊セラミックビーズが液体の状態では約60%、乾燥した塗膜の状態では約80%の割合と高い割合で占めています。
乾燥すると塗膜の中でセラミックが多重の層を形成し、優れた断熱効果などを発揮することになります。
紫外線や自然劣化にも強いため、耐久性にも優れていることはガイナの大きな魅力になっています。
断熱塗料ガイナは夏、冬どちらも効果あり
断熱塗料とは、太陽熱を塗膜に溜め込み、熱の伝達を抑える働きを持つ塗料のことを言います。
そのため、
「夏は涼しく、冬は暖かい」
という効果を持ち、省エネ塗料としても注目されています。
断熱塗料は熱を伝わりにくくする効果を持つ塗料ともいえ、冬の寒さ対策にも効果を発揮します。
断熱塗料と遮熱塗料の違いが分かりにくい方も多いと思いますが、遮熱塗料は熱を反射する役割のみを持ちます。
そのため、冬の寒さを防ぐ効果は無いといえます。
断熱塗料は住宅外部からの熱、冷気を遮ぎります。
また、室内の温度を逃がしにくくする効果があるため冷暖房を節約することにもつながります。
断熱塗料を外壁や屋根に塗ることは、地球環境にも優しい、ということになります。
その断熱塗料の中で代表的な塗料は、先ほどご紹介したガイナ(GAINA)です。
NASAが開発した特殊セラミック クールサーム(遮熱・断熱塗料)
ガイナはJAXAでしたが、NASAが開発した特殊セラミック「クールサーム」という遮熱・断熱塗料もあります。
4種類のセラミックが配合され熱伝導をストップします。
可視光線はもちろん、太陽熱の57%を占める近赤外線を全て反射。
「クールサーム」は、NASAのスペースシャトルに使用するセラミック開発から生まれた遮熱・断熱塗料です。
紫外線に強く10年以上の耐久性は確実にあるといえます。
米国のメーカーは20~30年の耐久性があるとしているそうです。
クールサームは断熱・省エネ効果が高く、多くの工場で表面温度は25~30℃、室温で平均6~7℃(最高12℃)の 温度低下が報告されています。
住宅への施工実績もあり、夏にエアコンが必要なかったという声もあります。
NASA開発のセラミックで熱伝導をストップするクールサームも、高い断熱効果を持つ遮熱・断熱塗料として注目の塗料となります。
ガイナ塗料の特徴
セラミック断熱塗料ではガイナが人気です。
平成18年(2006年)3月からガイナ塗料の販売が開始されており、施工実績も豊富ですから安心して塗装に選択できます。
国内の企業(株式会社日進産業)が生産していますし、認定施工店制度がありますので、しっかりと塗装技術のある施工店に依頼することで機能を最大限に発揮する外壁、屋根塗装に仕上げてもらうことが出来ます。
ガイナ塗料の特徴については、次の記事でまとめていますので合わせてご覧になってみてください。
断熱塗料として人気、注目のガイナ(GAINA)の特徴を中心としてご紹介しています。
ガイナ塗装の住宅も増えており、今後も省エネ効果の高い塗料として人気が高まっていくと考えられます。