ガイナ塗料の特徴とは
ガイナ(GAINA)は断熱塗料として注目を集める塗料です。日進産業が制作している塗料です。
ガイナ塗料に興味を持ったきっかけとして「断熱効果」「遮熱効果」がある塗料だから、という方は多いのではないでしょうか。
他にも様々な機能がある高機能な塗料といえます。
ガイナの価格、相場について興味のある方は、
にまとめていますので、こちらの記事も合わせてご覧になってみてください。
この記事では、断熱塗料として人気、注目のガイナ(GAINA)の特徴を中心としてご紹介しています。
ガイナ塗料とは
ガイナ塗料ですが、元々は宇宙ロケットの外郭に使用するために開発された塗料です。
断熱性の高い特殊セラミックの塗料化に成功、断熱、遮熱、結露防止、防音などを始めとして多くの機能を持つ、高機能塗料として人気となっています。
ガイナで屋根・外壁を塗装した方の口コミ・評判を調べてみても、概ね好評価の口コミが多いことも特徴ですね。
「夏は涼しく、冬は暖かい」
「電気代が安くなった」
といった口コミ・評判が基本的に多く見られます。
ガイナ塗料の特徴的な効果としては以下があります。
ガイナ塗料の特徴、効果
ガイナ塗料の特徴、効果として15機能があります。
- 断熱
- 遮熱
- 防露
- 遮音
- 耐久
- 消臭
- 透湿
- 防菌
- 防護
- 安全
- 癒やし
- 防汚
- 弾性
- 不燃
- 施工
が挙げられます。
この中でやはり多くの方がガイナ塗料を選ぶ大きな理由は、
「断熱効果」
「遮熱効果」
でしょう。
価格が高い塗料なので屋根塗装だけガイナ塗料を塗り、外壁はシリコン塗料といったケースもあります。
高機能な塗料を選ぶと、外壁塗装の費用が高額になります。
見積もりを取ってみて、費用と相談して決める事もお考えになってみてください。
相見積もりの際、他の塗料(シリコン塗料、ラジカル塗料など)の見積もり金額も一緒に欲しい、といったリクエストをされると手間が省けるので良いでしょう。
外壁塗装の相見積もりを取る場合、
が便利です。
ガイナの耐用年数
ガイナの耐用年数は15年~20年とされています。
紫外線に強いセラミックを多層化している塗料となりますので、耐久性の高さもガイナ塗料が選ばれるポイントの一つです。
塗り替えの回数を考えると、トータルコストは安くなる可能性があります。
電気代も安くなった!という住宅も多いですから、そうした支出が減る経済的な効果も期待出来ますね。
ガイナ塗料は水溶性
ガイナ塗料を扱いやすいという塗装店が多いのは、水性塗料だからです。
有機溶剤を使用しないため、悪臭も出ないため臭いによる近隣トラブルも起きにくいですし、安全性が高く室内の塗装にも安心して使えるくらいです。
住宅街、特に隣接する住宅が近い場合には「強い臭いがしないこと」も条件になる方も多いと思います。
ガイナ塗料は水溶性のため、安心して使用することが出来ます。
ガイナ塗料のメリット・デメリット
ガイナ塗料についてのメリット・デメリットをまとめています。
高額な高機能性塗料だけあり、ウレタン塗料やシリコン塗料などには無い機能が魅力のガイナ、具体的な利点、欠点について再確認しておきましょう。
ガイナのメリット
ガイナ塗装をする場合の主なメリットをご紹介します。
外壁をガイナ塗装にしたいとお考えになる方の多くは、こうしたメリットに魅力を感じて検討されているのではないでしょうか。
断熱・遮熱効果
ガイナ塗装をする大きなメリット、ガイナが選ばれる理由として、
「断熱効果・遮熱効果」
を挙げないわけにはいきません。
夏は太陽光を反射しますから塗膜表面の熱発生を抑制。
また吸収した熱を逃がしてくれるため、室内の気温が上がるのを防ぐことが出来ます。
ガイナは塗装面が温度に適応するため、冬も暖房の熱に合わせて室温を保ちやすくなります。
夏、冬とのエアコンによる冷房、暖房の効率を良くすることができるため、電気代が安くなることが期待できます。
実際、ガイナ塗料の製造元である日進産業は、2018年度の省エネ大賞審査員特別賞を受賞しています。
遮音・防音効果
ガイナの塗膜面はセラミックで覆われています。
このセラミック塗膜は一般の塗料よりも、塗膜表面積が大きいのだそうです。
そのため音をより反射し音漏れを防ぎます。
ガイナ塗装にした方の口コミを調べていくと、「雨の音が以前よりも気にならなくなった、外からの騒音、車の行き交う音が前よりも小さくなった」という口コミも見られます。
結露防止・透湿効果
結露は室内と外気の温度差が大きい時に発生するものですが、ガイナ塗装をした場合には温度差を小さく抑えられるために、結露の発生も抑えることが出来ます。
ガイナ塗料には結露防止機能を高めた「ノン結露」ともありますので、塗る場所に応じて選ぶ事が出来ます。
(ガイナ塗料は室内にも使用が可能です)
耐用年数が長い
ガイナは優れた耐久性を持つ塗料です。
そのため、ガイナ塗料の耐用年数は15年~20年とされます。
シリコン塗料は10年前後で再び塗り替え時期となりますので、耐用年数が長いガイナ塗料はメンテナンスがその分、楽といえます。
もちろん長く機能を保つには塗装の技術が大切です。
ガイナ塗装の施工実績が豊富な信頼出来る業者を見つけて依頼することが重要といえます。
ガイナのデメリット
ガイナのデメリットについて、次にみていきましょう。
デメリットもしっかりと理解して塗装に選ばないと、思わぬところで後悔してしまう可能性があります。
塗料の費用が高い
ガイナ塗料の欠点は、やはり費用が高いということです。
一般的な住宅を外壁塗装する場合の費用はシリコン塗料で80万円~120万円ほどが相場となりますが、ガイナ塗料を使用した場合130万円~150万円、相場の費用として見た方が良いでしょう。
坪数が大きく、外壁の塗装面が広い場合や補修が必要な場合にはさらに高額な費用となります。
費用が高いために、ガイナ塗装にするのを諦めた・・・となる方もいるかもしれません。
とはいえ、価格が高いだけの価値はガイナ塗料にはあるといえます。
ガイナは艶無し、色の種類が少ない
ガイナ塗料は艶無しのマット仕上がりです。
そして色は基本が白となります。
白に色を混ぜていく方法となります。
色の種類は52色と少なく、赤、黒といった原色はありません。
使用できる色が限られているため、以前と同じ外壁の色合いにしたいといった要望には応えられない場合が多いでしょう。
ツヤあり仕上げが良い方にも向いていません。
ガイナの塗装に技術が必要
ガイナ塗料に限りませんが、高機能性塗料や特殊な効果のある塗料の場合、塗り方を学ぶ必要がある場合が多いです。
メーカーでも指導を行っています。
せっかくの塗料の効果、機能も技術を学び適切な塗り方、使用方法でなければ効果を発揮できないことになってしまいます。
場合によっては耐用年数まで持たない、といったことにもなりかねず高い費用が無駄になることも。
ガイナ塗料にはたくさんの機能がありメリットがあります。
効果をしっかりと引き出すには、ガイナ塗装の技術を学びガイナ塗料の施工実績が多い塗装店を選ぶ必要があります。
ストックが難しい
ガイナ塗料の使用期限は3ヶ月となります。
塗料のほとんどは3年、4年といった使用期限となりますので、保管がききます。
ガイナ塗料は受注生産となるため、万が一工事の途中で塗料が不足した場合には外壁塗装の期間が長くなるのは確実です。
(そうしたことがないように、見積もり時の実地調査はされているはずです)
ガイナ塗装をする際の注意点
ガイナ塗料で外壁や屋根の塗装をする場合の注意点ですが、やはりメーカーの研修を受けている施工実績が豊富な塗装業者が安心です。
またお住まいのエリアによっては、必ずしもガイナがベストな塗料にならない可能性もあります。
他の塗料ともしっかり比較をしてみることが大切です。
実際にガイナ塗料を使って外壁や屋根の塗装をしたい場合にも、出来るだけ相見積もりを取られる事をおすすめします。
塗装業者によってガイナ塗装も費用がかなり違う場合があります。
単価の高い塗料ですから、金額差が大きくなります。
ガイナ塗料で外壁の塗装をしたいけれど、ガイナの㎡あたり単価、価格、相場は?
比較のためにガイナの価格についてご紹介しています。
合わせてガイナ施工店の探し方についても。