お金がない人が外壁塗装する方法
お金がなくて外壁塗装をしたくても出来ない、と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そうも言っていられない状況にある方もいるでしょう。
外壁の劣化症状、ひび割れ(クラック)やチョーキングといった症状が出ているのに外壁塗装をせずに放っておくと、さらに大きなひび割れになってしまったり、雨水が外壁内部に浸水し内部が腐食し住宅の土台に影響を及ぼしてしまうといったケースもあります。
外壁塗装の時期がきているのに放置をすることは、その後の大がかりな外壁リフォームが必要になる可能性があります。
そうなると、外壁塗装の100万円の方が安かった・・・といった後悔にもなりかねません。
とはいえ、外壁塗装は高額な費用が必要です。
でも、手元にお金がない・・・から悩んでいる。
そうした場合、手元にお金がない状況でも外壁塗装をするための方法があります。
お金が無くても外壁塗装をする方法をご紹介しています。
待ったなしの外壁塗装!でもお金がない・・・
外壁塗装のお金がない!
外壁塗装は高額なお金が必要になります。
普段から、きたるべき外壁塗装に向けて積み立て貯金をしている、といった方は少ないでしょう。
多くの方が、ある日外壁に劣化症状に気付いて、
「あ、そろそろ外壁塗装を考えないとまずいな。気付けば築12年目だし・・・でも、お金が無いから、もう少し後でも良いかな」
といったように先延ばしを考えるのではないでしょうか。
一般的な大きさとして30坪台の住宅が多いですが、そうなると費用としては安く見積もっても60万円以上、80万円が外壁塗装の費用相場としてみて良いでしょう。
補修が必要な箇所、付帯部塗装などが多いと100万円を超えるかもしれません。
100万円はそう簡単に出せる金額ではありませんよね。
しかし外壁塗装をせずに放置しておく期間が長くなると、さらに外壁は劣化していきます。
雨漏り、外壁内部の腐食、といった状況になってしまうとさらに高額な費用がリフォームのために必要になってしまいます。
でもお金が無い。
そうした場合に外壁塗装をするための選択肢として、次の方法があります。
お金がなくても外壁塗装するための方法
お金がない時、外壁塗装の費用を支払う方法として、次のような方法があります。
- リフォームローンを利用する
- クレジットカードの分割払いを利用する
- 財形住宅貯蓄を利用する
これらを利用することで、手元にまとまった現金がなくても外壁塗装をすることができるようになります。
外壁塗装の費用を安くして施工する方法
また、以下の方法が取れる場合には外壁塗装の費用の負担を安くすることが出来ます。
- 自治体の助成金(補助金)
- 火災保険
- 相見積もりで安い塗装業者を選ぶ
自治体の助成金(補助金)
自治体の多くはリフォーム支援制度を設けています。
外壁塗装や屋根塗装も対象となります。
当然ですが助成金の支給には条件がありまして、その多くは、
- 遮熱塗料
- 断念塗料
を使用しての塗装であることです。
地球温暖化対策、省エネに繋がる外壁塗装、リフォームは助成金の対象になる自治体が多いですから、該当する塗料の使用を検討されている場合、まずは自治体の助成金のページをご確認になってみてください。
ただし注意点としては、申請しようと思う時期によって予算が上限に達しており、今年度の助成金申請は打ち切られていることがある、ということです。
その場合、待つ事が可能であれば翌年度の助成金を待つことになります。
助成金の支給額は自治体によって異なりますが、目安として5万円~20万円といった助成金を受け取れる可能性があります。
10万円でも助成金があると費用の支払いも大分負担が違ってきますよね。
手続き、条件などもありますが、利用出来るようでしたらぜひ助成金も活用してみてはと思います。
自治体の助成金を利用する場合の注意点
自治体の助成金(補助金)を利用する場合、一般的な条件として、
- 工事着工前の申請が必要
- 遮熱・断熱塗料を使用した塗装
- 税金を滞納なく支払っている
- 必要書類を揃えること
- 自治体で定められた業者(地元)で行うこと
といった条件があります。
申請可能かどうか事前に確認してみてくださいね。
上限に達していて本年度の助成金が終わっている可能性もあります。
地元の塗装業者は助成金についても詳しいでしょうから、見積り時に質問をしてみても良いでしょう。
慣れた業者の場合、提出書類の準備なども対応してくれる場合があります。
火災保険
火災保険の適用条件がクリア出来れば、保険金を利用して屋根・外壁塗装を行うことが出来ます。
自然災害による損害でも、適用されます。
火災保険で補償される風災とは、台風や突風、竜巻、暴風などの強い風による災害のことをいいます。
こうした風災のあとに屋根や外壁の状況を見て、比較的新しい外壁なのにクラック(ひび割れ)が起きている場合、屋根瓦に新しい割れ目が出来ている場合などは火災保険が適用されて保険金がおりる可能性があります。
ただし、損害鑑定人に経年劣化であると判断された場合には保険は適用されません。
お金がなくても外壁塗装をする方法
手元にお金がない状況でも外壁塗装をする方法をご紹介します。
外壁塗装を先延ばしても、簡単に100万円など貯まるものではないですよね。
また、今年は大きな出費が控えていて、そちらにもお金がかかる。
といった場合もローン支払いが便利でしょう。
であれば、リフォームローンやクレジットカードでの分割払いで毎月返済していくのも現実的な支払い方法です。
外壁塗装の費用を支払うタイミングとしては、
- 工事完了後の一括払い
- 着工時に一部支払い、工事完了後に残額支払い
が一般的です。
リフォームローンを利用する方法
手元にお金が無い時、リフォームローンを利用する方法もあります。
担保あり、無しで検討することが出来ます。
- 無担保型リフォームローン
- 有担保型リフォームローン
無担保型リフォームローンの特徴
無担保型リフォームローンの特徴は、
- 審査期間が短い
- 融資額は少ない
- 借入期間は短め
- 金利は高め
などです。
銀行などによって金利は異なりますが、2%~5%といったところです。
有担保型リフォームローンの特徴
有担保型リフォームローンの特徴は、
- 審査期間が長い
- 融資額は高い
- 借入期間が長い
- 金利は低い
などです。
銀行によっては安いところだと金利も1%、それ以下に抑えられることもあるようです。
色々と比較をされてみてはいかがでしょうか。
ただし、どちらも審査があり落ちる可能性はあります。
住宅ローンを組んで住宅を建てた、という方も多いと思います。
その場合、住宅ローンを組んでいる金融機関にまずは相談をされてみてはいかがでしょうか。
融通を利かせてもらえる可能性もあります。
クレジットカードの分割払い
クレジットカード払いに対応している塗装業者も増えてきましたね。
ポイントが付くのでクレジットカード払いにしたい、という方も多いと思います。
外壁塗装の費用、支払い方法にクレジットカードを選べる場合、分割払いやリボ払いが選択できることもあります。
クレジットカードでの分割払いは手軽に利用が可能です。
ただし、金利(年利14%など)の高さには注意が必要ですね。
支払いにリボ払いを検討されている方もいらっしゃるかもしれませんが、リボ払いだけは避けたほうが良いでしょう。
他の買い物と混ざってしまうため元金が減りにくく、リボ地獄、という言葉もあるくらいです。
いつまでも返済が終わらないといった状況に陥る方も少なくありません。
ポイントが付くと喜んでいる場合では無く、返済が終わりません。
財形住宅貯蓄を利用する方法
財形貯蓄を利用している場合、条件を満たせば財形貯蓄を利用して支払いが可能です。
勤労者が財産を形成するための制度で、給与から天引きされる形の積立預金ですね。
入社当時によく分らないまま加入していて、という方もいらっしゃるかもしれません。
財形貯蓄にも種類がありますが、財形住宅貯蓄はリフォーム資金にも利用可能となります。
もし加入していて積み立てが貯まっているようでしたら、ぜひ活用を検討してみてください。
財形住宅貯蓄を使うための条件
財形住宅貯蓄を使うためにはいくつか条件があります。
- リフォーム費用は75万円を超える
- リフォーム後の住宅の床面積が50平方メートル(㎡)以上
- リフォーム後の住宅に勤労者本人が居住すること
- 居住用以外の部分もリフォームする場合は、居住用部分の工事費用が全費用の1/2以上となる
気をつけたいのは、費用です。
75万円以上のリフォーム費用が適用条件になりますので、しっかりと見積り金額をもらってから申請された方が良いでしょう。
手続きに時間も必要になります。
外壁塗装の費用を安く抑える
外壁塗装の1回の支払い金額を安く抑える方法ではなく、費用自体を安く抑える方法もあります。
利用出来ない場合もありますが、もし該当する場合にはぜひ活用を検討される事をおすすめします。
外壁塗装の費用は相見積もりがおすすめです。
複数の業者を比較して、信頼出来る業者を選ばれることをおすすめします。
専門アドバイザーが希望の支払い方法が出来る業者探しもサポートしてくれます。